愚痴を言わない人は信用されない?
会社への愚痴、上司への愚痴、部下への愚痴、ぐちぐち言わない人を自分は信用しません。『あ、自分何にも文句とかないっすよ~』とか言う部下にはこう言ってやります。
『アホか!そう言ってるってことはオマエが自分で、ボクは問題意識が無いんですって言うてることになんのじゃ!』
愚痴が良いことか悪いことかはその人がどう捕らえるかで変わってきます。しかし、人間には感情があって喜怒哀楽があります。その中の怒るという感情はわかりやすもので、時にエネルギーに変わりやすいものです。その怒りが無いということは感受性が低いと取られても仕方ありません。どうにも出来ないけどとにかく腹が立つ、そう思っていることは自然なことのはずです。
愚痴を言うだけの人もいる
愚痴を言うだけでも人間は気楽になるそうです。もちろんそれを聞かされる側はたまったもんじゃないですけどね。でも、それで気楽になるならドンドン言ってもいいと思います。しかし、愚痴を言うだけの人もいます。『会社のここがおかしい』『あの上司は間違っている』そんな言葉ばかりが並んでハイ!終電。で帰りましょう。では相手はたまったもんじゃありません。そういう人がいるのも事実だと思います。というか、そっちの方が多いですかね。
愚痴を言うということは悪い点や改善点をみつけている
愚痴にもいろいろとありますが、そこには改善点やおかしな点が含まれていることが多いと思います。『会社のここがおかしい』『あの上司は間違っている』という愚痴には、会社のおかしい点と上司の間違っている点が含まれているはずです。もちろん個人攻撃的なものは愚痴ではなく悪口です。そういう人は放っておきましょう。
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愚痴を聞かされたら、魔法の言葉を言ってみる
ただの悪口ではなく改善点を含む愚痴であるのなら、聞かされているほうは魔法の言葉を唱えます。
- 『ということは』
- 『だとすると』
- 『裏をかえせば』
- 『たとえば』
- 『じゃあ、どうするか』
その愚痴が問題点を含んでいるなら、魔法の言葉で次の提案を促すのです。そこで、愚痴を言う人が何の提案も出来ないのであれば、自分の提案を切り出してもいいですし、一緒になって考えるのもいいでしょう。
魔法の言葉を自分に言ってみる
この言葉は、上司から愚痴を聞かされたときに切り返す為だけのものではありません。自分の中に生まれた怒りの感情からくる愚痴であれば、それに対して自分に言ってみるのです。自分に言うんですから誰に迷惑をかけるわけでもありません。
『会社のここがおかしい!』と愚痴が生まれたら
『たとえば、具体的にはどこがおかしい?』と自分に言ってみる。
『あの上司は間違っている!』と愚痴が生まれたら
『じゃあ、どうしたら、上司の意見を変えられる?』と自分に言ってみる。
会社はあんまり教えてくれないこと
実は、会社は教えてくれませんが本来は愚痴を言う人が責任者やリーダーになるべき、という考え方があります。それは愚痴を言うということは改善点や問題点に詳しいはずなので、権限を与えることでその問題を解決出来るはずだということです。
もちろん会社によってはセコイ考え方をしていて、そういう人をわざと上に上げないようにする会社もありますが、そういう上司や社長がいる会社はきっと面白くない会社なので辞めたほうが、辛抱強くがんばってください。
大事なことは酒の場で決まることのほうが多い
愚痴=お酒の場というのは安直な考え方ですが、可能性としては高いような気がします。たまにニュースでもやっている、政治家の偉いさんとでかい会社の偉いさんが高級料亭で話し合いの場を持って・・・。って、あれ思いません?会議室とかでやれよ!飯喰わんでも酒飲まんでも出来るやろ!って。自分もそうやって思っていました。でも、あれは非公式だから話せるんですって。公式の場では言えないこともオフレコだったら言えるということなんですって。
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でも、これは何も政治家やでかい会社の偉いさんだけの話ではありません。会社の中でも普通の会社同士でもそうです。いろいろな現場のメンバーが朝から会議で集まって、せっかく集まったんだからと会議が終わってから飲み会の席になだれ込んで、そこで話すことの方が会議で話し会ったことよりも良い内容だったなんてよくあることです。
当然、その場でも会議の時には問題に上がらなかった愚痴が出てくるでしょう。その愚痴が出てきたら例の魔法の言葉の出番です。愚痴に対して『で?どうする?』と次のステップに話を持っていくようにしてみましょう。きっと何かが生まれてきます。オギャー。
本当に悪口しか言わない人
愚痴を言うのは悪いことではありませんが、人の悪口を言うだけの人もいます。そういう人の相手は本当に大変です。本なんかを読んでいるとそういう上司に当たってしまったら、もう嵐を過ぎるのを待つしかない。とか書いてありました。
自分もそういう人に当たることはありましたが、そういう時は『この人はかわいそうな人なんだ』と思うようにしていました。愚痴を言って聞いてもらうことで何とかがんばっているんだろうと思うようにしていました。大変ですけどね。
最初からそんなこと考えていない
こうやって偉そうに書いていますけれど、自分も同じように愚痴ばかり言うだけの人でした。しかし、ある時から何かのきっかけから思うようになりました。
『愚痴言うてるだけじゃあ、なんも変わらん』
それから、愚痴を言うのはいいけれど、それじゃあどうすればいい?と続けられるようになりました。もちろんそれでドンドン物事を解決していれれば、今頃は社長にでもなっていたでしょう。実際は退職していますけど・・・。まぁそんなもんです。
最後に
ここまでご精読ありがとうございます。愚痴のひとつでも言わないとやってられない世の中ですが、愚痴のひとつも言えなくなるよりかはまだましかもしれません。おいしいお酒が飲めるようにしてくださいね。
でわ、股!!