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スイミングスクールで働く水泳コーチのノルマ

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どうも、マスクド・ニシオカです。

今年(2017年)の節分は2月3日(金)だそうです。節分といえば恵方巻きで、恵方巻きといえばコンビニ等のアルバイトが、ノルマに対してSNSで悲鳴を吐き出す時期なのであります。

節分に食べる「恵方巻」の販売がコンビニエンスストアなどで始まっていますが、最近、ツイッターでは、店から販売ノルマを課せられて悩んでいると訴えるアルバイトの学生などの書き込みが相次いでいます。いわゆる「ブラックバイト」の全国相談窓口には売れなかった数万円分を給料から天引きされたといった相談が毎年寄せられるということで、専門家は弱い立場のアルバイトにノルマを無理強いしないよう呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170126/k10010853681000.html

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ノルマというのは、たぶん様々な業種で当たり前のようにあるのでしょうが、なかなか表には出ないものでした。しかし時代は変わりSNSで情報が晒されるのが当たり前の時代になりました。そりゃあアメリカの大統領がツイッターで発表したことが、ちゃんとした情報になるのですからね。アルバイトがSNSで告発するのに文句はいえません。

そこで自分がかつて働いていた、スイミングスクール業界でのノルマについて、あまり角が立たない程度に書いてみたいと思います。

スイミングスクール業界のノルマの種類

スイミングスールの多くは会員制となっていますので、「会員を獲得すること」と「会員に続けてもらうこと」が必要になります。そこでスタッフにノルマとして課されるのも、その2つの目的を達成するための内容が主となります。

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会員を獲得するためのノルマ

<チラシの住宅配布のノルマ>

新しい会員を獲得するために、子どもが多く住んでそうな地域を狙って、ポストにチラシを入れに行きます。住んでいる人の数で上下しますが、ひとりで何千枚も配りに行くこともあります。

ただ、配るのが面倒になってチラシをまとめて捨てたり、自宅に持ち帰るスタッフもします。自分のように。

<体験等から入会を獲得するノルマ>

スイミングスクールの多くは春夏冬に特別教室を開催します。それとは他に体験教室も開催されます。どちらも会員じゃない人も参加でき、スイミングスクールとしては新しい会員を獲得するチャンスであり、会員じゃない人はスイミングスクールを体験できるチャンスです。

もちろん体験したからといって必ず入会しなければならない、というルールは全くありません。しかしスイミングスクール側としては、このチャンスを逃してなるものか!!という具合に、入会してもらえるようにあれこれ作戦を練ります。

そこで実際に指導を行う各コーチには、入会をさせるというノルマが発生し、場合によっては、入会させられなかったらペナルティーが発生する場合もあります。

ただ、それがイヤで特別教室の担当を断るコーチもいます。多少バイト代が上乗せになりますが、割に合わないからそう考えるのでしょう。

<入会を獲得するノルマ>

多くのスイミングスクールでは年間の会員数の予算が決まっており、責任者は「何月には何人の会員が在籍している」ということを宣言しているはずです。ということは予定通りいかなければ、会員が足りず無理やりにでも入会を獲得しなければなりません。

そこで自分の家族の名前を勝手に持ち出して、入会したことにして会社に数字だけ報告する場合があります。そして、自分の家族の名前が使えなくなれば、次にはアルバイトスタッフの名前を使うようになるのです。

ただ、会員の数と収入が合わずに、あとで会社から追求される場合があります。そうなると入会だけでなくお金も収めることになるので、そのお金を自腹で払うケースがあるとか無いとか・・・。

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会員に続けてもらうこと

 <イベント参加のノルマ>

スイミングスクールでは通常のレッスン以外に、会員同士の交流を図る意味を込めて、様々なイベントが行われます。子どもと保護者と一緒に遠足に行ったり、スイミングスクールでクリスマス会を行ったり、大人を対象に宴席を設けたり、大掛かりなものでいえばスタッフと一緒にホノルルマラソンに参加したりします。

当然スタッフには集客ノルマが与えられ、普段のレッスン中に「イベントに参加しましょー!」なんて声かけが当たり前のように行われます。

ただ、イベントの勧誘をやりすぎて、主な目的である水泳の指導がおろそかになって保護者からクレームがくる、なんてこともあります。これこそ本末転倒です。

 <春夏冬の特別教室のノルマ>

前述した春夏冬の特別教室については、既存の会員も参加できます。会員の多いスイミングスクールでは、夏の特別教室だけで数千人の集客があり、責任者はそれを会社に予算として出していますので、スタッフは集客しなければなりません。

イベントと同じように、スタッフは本来の水泳指導そっちのけで子どもに声をかけて勧誘しますが、子どもは参加したくても、結局財布の紐を握っているのは保護者なので、最終的には保護者にアプローチするのですが、スイミングスクールに保護者が来ていない場合もあるので、電話勧誘をするというノルマが生まれてきます。

 <欠席者電話連絡のノルマ>

会員数を維持するためには、既存の会員が退会しないようにする必要があります。引越しや進学など、生活環境が変わることで退会するのは仕方がありませんが、水泳指導自体が嫌になって退会する子どももいます。

そこで担当コーチは、連続してレッスンを欠席している子どもに対して電話連絡を行います。そこで嫌がっていることがわかれば対応策を練り、再びスイミングスクールに来てもらえるようにします。

ただ、最近は家に固定電話を持たない家庭も増え、連絡先が母親のスマホである場合が増えていて、電話するタイミングに気を使うようになり、繋がる時間までスタッフがスイミングスクールに残らなければいけないとか、自分のスマホを使って電話しなければならなかったりするようです。

 

他にもスイミンググッズなどの物販セールがあり、その売上げ達成のために、自分が使うセームタオルやゴーグルをそのときに買うスタッフもいます。

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ノルマが引き起こした、とあること

これは聞いた話ですが、あるスイミングスクールで大人向けの水泳記録会のイベントを行ったそうです。いくつかの系列のスイミングスクールが合同で行う水泳記録会であり、各スクールには参加者数のノルマが決められました。

スタッフは大人の会員に水泳記録会の参加を勧誘しますが、日帰りの遠足や新年会として行われる宴席とは違い、記録会となればそれなりに練習や準備が必要となります。

普段から熱心に練習していて、記録を狙っている会員は何も言わなくても参加しますが、普段から健康のためにスイミングスクールに来ている会員などは、ハードな練習も速く泳ぐことにも興味が無いのでやんわり断ります。しかしそれではノルマが達成できないので、スタッフもしつこく勧誘します。どちらもご苦労様です。

ここまでなら良くある話ですが、 この話には続きがあります。

記録会に参加するひとつのスイミングスクールのお客さんが、スタッフ勧誘が強引だとして最寄の消費者センターに複数の会員で駆け込んだそうです。どのような勧誘だったかは知りませんが、消費者センターから会社に連絡があり、口頭で注意されたそうです。

会社としてはそれをどうしたのか、スタッフに何か処分があったのかも知りませんが、これを聞いたとき自分は怖いなぁと思いつつも、当然のような気もしました。そりゃお客さんからすれば、別に速く泳ぎたくてスイミングスクールに通っていないのに、行くたびに記録会の勧誘をされていれば、お金出しているのに・・・と思いますよね。

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ノルマでしか数字を上げれない責任者

こうして今はブログを書いていますが、かつては自分もノルマを課すことが出来る、責任者の立場でした。(元スイミングスクールの支配人)

なので数字のことを考えると、ノルマを課したくなる気持ちはわかります。しかし本当に仕事の出来る責任者は、ノルマを課すことは結局は自分の首を絞めることがわかっています。

自分は恵方巻きを売ったことがありませんから偉そうにはいえませんが、アルバイトにノルマと称して恵方巻きを押し付けて、アルバイトが辞めたりSNSで文句を拡散されるくらいなら、どうすればアルバイトが進んで恵方巻きを売ってくれるか考えればいいのです。

決してスタッフにノルマを押し付けるのが責任者の仕事ではなくて、スタッフが気持ち良く働いてくれる方法を考えることが責任者の仕事のはずです。

もちろんそれは簡単ではありませんし、誰にでも出来るものではありません。難しくて簡単なことではなくて誰にも出来ないことだから、責任者の仕事なのでしょう。

責任者なのに優遇されないとか、割に合わないとか思うのであれば責任者の看板なんて、誰かにくれてやればいいのです。もしその看板を誰も欲しがらないのであれば、そんな店や会社は潰れてしまえばいいのです。そうじゃなければ、そこで働くアルバイトスタッフがかわいそうです。

世の中にはそんなことがわかっている会社が、ちゃんとあるんですけどね。

日本でいちばん大切にしたい会社

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今年も恵方巻きのノルマに苦しむアルバイトの方が、全国にどれくらいいるかわかりませんが、 がんばってくださいね。

 

スイミングのことをまとめてみました!

スイミングスクールで26年水泳コーチの仕事をやってきて思うことのまとめ - 働けおっさんブロガー

 

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